社内公募制度を利用して
大学院へ通学中
学生時代から「いずれは海外で働きたい」という思いがあり、海外展開している当社を視野に入れました。国内での勤務の後、入社4年目からインドで5年間、その後香港、フィリピン、直近ではタイで働くことができました。海外での学びは一生の宝であり、貴重な体験をさせてもらえたと思っています。この経験をさらに今後に活かしたく、MBA取得を志し、2023年4月からは慶應義塾大学大学院に通っています。イオングループでは、グループ全体の経営者候補人財育成の一環として、グループ従業員を公募し、大学院への派遣を行っています。私はこの制度を利用し、基本的な経営知識・専門知識を体系的かつ網羅的に学び、さらに社外の多様な人材との交流を通じてネットワークを構築することを目標としています。VUCA時代※において、外部環境の激しい変化および変化サイクルの加速化が見られ、これは経営者にとって一層の課題となっています。そのような環境下であっても、私は論理的な思考と判断力を向上させ、戦略の立案に貢献したいとの考えから、MBAプログラムへの入学を志望しました。
※VUCA:Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という4つの単語の頭文字をとった言葉で、目まぐるしく変転する予測困難な状況を意味します。
手を挙げる者には
チャンスを与えてくれる
環境がある
経済成長している、また活気溢れる国でビジネスをしてみたいという気持ちと、これまでの環境下と全く異なる世界に出ることで自分自身の幅を広げたい気持ちがあり、自己申告書を通じて海外での勤務を希望しました。一方で「海外勤務がどういったものか」という疑問もあったので、事前に社内公募の海外視察を活用してマレーシアに訪問することもできました。手を挙げる者にはチャンスを与えてくれる環境だと感じます。タイでの勤務時代はビジネス拡張を目指し、イオンタナシンサップの子会社、AEON Asset Management(Thailand) Co.,Ltdの設立を行いました。設立にあたり、日本本社や現地における各関係者との調整を行い、定款や組織図、社名等を策定しました。様々な意見を取り入れ、調整を図り進めていくことはとても大変でしたが、やりがいを感じた取り組みの一つです。もちろん全て最初から上手くいくわけではなく、多くの失敗を経験し、さまざまな教訓を得ることができました。特に、異文化の中で人間関係を構築することや活発な組織づくりの重要性を知ることなど、日本では得難い経験を積んだと感じています。
5カ国での勤務経験の中で
大切にしたい2つのこと
5か国での生活を経て、2つ持つようになりました。一つは、「耐雪梅花麗(雪に耐え梅花麗し)」です。仕事なので、大変な時や上手く行かない時があります。でも、そういう時こそ本を読み漁ってみたり、いろいろな人と話したりしてみると解決の糸口が見え、徐々に歯車が噛み合い改善できるものなんですよね。苦しい時間も楽しい時間と同じでずっとは続かないと思っています。意外と暗闇から光が見える時が、最も仕事で楽しい時かもしれないです。暗闇を乗り越え、同僚や上司と笑いあえる時がいちばん成長できる時ではないでしょうか。もう一つは、「一日一生」です。こちらは、「一日を一生と同じくらい大事にしながら毎日を過ごさないと」という意味ですね。今日この1日を一所懸命に過ごすことで、自然と未来に繋がる、またはやりたいことが明確になると思っています。
同期はライバル…というより
一緒に協力していきたい仲間
海外で勤務していたこともあり、国内海外関係者全員に感謝しています。海外の業務について、わからないことが多くありましたが、沢山の方から支援をしていただいていました。その中でも特に目標としたい人は、日本国内海外の経営陣ですね。常に将来を見据え、従業員を引っ張っているところは、尊敬しております。ライバルについては、入社時は、やっぱり同期でしたね。今は、ライバルというより、一緒に協力していく仲間ですけど(笑)
気軽にドアを叩いてください
就活や業界、会社等、わからないことが多いと思いますが、頑張ってください。入社後にキャリアはいくらでも広げることができるので、気軽にドアを叩いていただければと思います。好奇心旺盛な方が、あっていると思います。皆さんと一緒に働けるのを楽しみにしています。