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新卒採用の方

interview

海外勤務を経て役員に
AFSはこれからも不可能を
可能にしていく

銀行事業
(株)イオン銀行 代表取締役社長
1997年入社
Y.Kisaka

インタビューはイオンフィナンシャルサービス(株)
取締役兼常務執行役員 経営企画本部 本部長
当時のインタビューです。

01
今までの経験の中で最も印象深い出来事を教えてください

ミャンマーで外資初のライセンス取得。「不可能なことはない」と知った海外赴任。

香港、マレーシアでの駐在を経て、AFS新規進出国であったミャンマー事業の立上げ責任者として赴任。当時のミャンマーは個人向けファイナンスの市場が未開拓であり、法整備もされていませんでした。そのような状況の中、どのような事業であれば現地の人に受け入れていただけるのかを導き出すために、まずは市場調査を行いました。ショッピングセンターや家電店、一般の方の家を訪問する等、徹底的に暮らしぶりを調査し、分割払いに商機があると確信しました。「お客さまの生活向上につながる」という強い信念を持って、政府や当局との折衝を行いました。その結果、ミャンマーでは難しいと思われていた、外資初の「マイクロファイナンスのライセンス」を取得することができました。困難にくじけず、思いが実った瞬間は今でも忘れられません。

02
経営者としてやりがいや喜びを感じる瞬間を教えてください

スタッフと共に困難を乗り越え、達成できた瞬間

今まで、海外子会社の責任者、新規国の立上げと色々な経験をしてきましたが、どこにいても「自分でやりたいことを見つけて、周囲を巻き込んで、達成してきた」ということに変わりはありません。周りがついてきてくれるかどうかは、「自分が誰よりも強く、真剣にやりたいと思っているか」が重要です。はじめは周囲から半信半疑だと思われても、自身の思いと真剣さが伝われば、周りの人が共感してくれます。そして、目標に向かって一緒に邁進し、達成できたときの喜びは、何にも代え難いものです。マレーシアでのクレジットカード事業の建て直しを任されたとき、ミャンマーにてマイクロファイナンスのライセンスを取得の壁にぶつかったとき、COVID19によるロックダウンで会社の存続が危ぶまれたとき、それぞれの困難の場面でいつも支えてくれたのは現地従業員や現地の友人でした。従業員と共にそれぞれの困難を乗り越え、達成してきたことが私の糧になっています。

03
仕事で大切にされていることは何ですか

現状維持は後退。
変化と挑戦を決して止めない

新卒で入社した当時の人事部長が言っていた「現状維持は後退」という言葉を、今も繰り返し口にしています。今がうまくいっていると、現状に満足してしまいますが、気づかないうちに周囲の環境が変わり、いつの間にか追い越され、取り残されてしまうことがあります。特にアジアの成長率の高い国々では、現状維持では絶対に負けてしまいます。だからこそ、変わり続け、挑戦し続けることが大切だと考えています。加えて、挑戦するうえで「決して諦めないこと」、そして「他責にせずに矢印を自らに向けること」も大切にしています。誰かに助けてもらうことはあっても、常に自分を主語にして行動するようにしています。

04
AFSの最も誇れる点はどんなところですか。

一人ひとりの「無理だと思われることを成し遂げる力」

AFSの誇れる点は、従業員一人ひとりの「お客さま一人ひとりに寄り添いたいという強い想い」と「無理だと思われることを成し遂げる力」です。AFSの歴史は「周りから無理だと言われたことを実現してきた歴史」とも言えます。「小売業が銀行なんてできるの?」と世間からは思われていましたが、AFSは「365日営業、イオンショッピングセンター内に店舗を設置する、通帳なし」のイオン銀行を開業しました。スーパーの中にあって、店舗にドアがないことで、銀行の敷居が下がり、お客さまにとってより身近な銀行を実現しました。海外各国においても、現地の生活をよく観察して、現地の方が豊かになるようになるにはどうすべきかを考え、従来、金融機関が実行していなかった若年層への融資を他社に先駆けて実行してきました。従業員一人ひとりの想いを実行に移すことが、「金融をもっと近くに」にする近道だと考えています。

05
AFSをどんな会社にしていきたいと考えていますか?

Our purposeの実現と
一人ひとりの成長と会社の成長がリンクする会社

「従業員一人ひとりの成長が会社の成長に繋がる会社」にしていきたいと考えています。これはOur purposeである「金融をもっと近くに。一人ひとりに向き合い、まいにちのくらしを安心とよろこびで彩る」を追求すれば、自ずと実現できると思います。Our purposeを実現するためには、新しいことに挑戦し、お客さまに還元し続けなければなりません。そのためには、会社も従業員も現状維持ではなく、進化し続けなくてはいけないと思います。東南アジアのような成長が著しい国では、会社の成長を追いかけていたら自身も成長していた、ということが多くあります。一方、日本国内では会社が安定(現状維持)することで、従業員も成長が止まってしまう可能性もあります。AFSがそのようにならないように、皆さんが挑戦をしやすい環境や制度を更に整備していきたいと考えています。

06
どんな方に仲間になっていただきたいですか。このページをご覧の方に一言お願いします。

何よりも「人が好きであること」。AFSで一歩踏み出そう。

AFSは小売業発の金融であり、アジアを見回しても非常にユニークな金融機関です。従業員も多様性(国籍、中途、新卒、出身業界等)に溢れており、金融の枠に捉われず、それぞれがOur purposeの実現のために日々、頑張っています。「現状に満足せず、常に前向きに取組む」「困難にぶつかっても、周りを巻き込んで解決していく」そんな方に仲間になっていただきたいです。そして、何よりも「人が好きであること」が重要です。AFSで一緒に、自身の挑戦に一歩踏み出しましょう!

career step

  • 2003年7月

    ACSアジア(香港)への海外初赴任。初の海外赴任で、言葉の壁等もあり自分一人では何もできないことを痛感。一から学び直す必要があると考えました。日本から派遣されている自身の役割は何か、指示待っているだけではなく、自ら課題を見つけ、上司や同僚と協力して一つづつ解決していくことを学び、クレジット事業の様々な業務を行い、仕事の幅を広げる事ができました。

  • 2007年12月

    ACSマレーシアでのクレジットカード事業責任者としてクレジットカード事業の建直し。マレーシアではクレジットカード事業を私が赴任する3年前から開始するも赤字が継続、加えて私が責任者になったタイミングで、クレジットカード規制が強化されました。困難に当たりましたが、諦めず、仲間と様々なことに取組み、3年間で黒字化することが出来ました。

  • 2012年6月

    ミャンマーの新規進出国調査開始。当時のイオン関係者やAFS幹部に協力頂きながら、新規国の立上げを経験。赴任当時は厳しい環境中、市場環境やお客さまの実際の生活を確認した。何度も政府や中央銀行と交渉を重ね、失敗を繰り返すも諦めなかったことが、マイクロファイナンスライセンスの取得につながりました。

  • 2012年11月

    イオンマイクロファイナンス(ミャンマー)、代表取締役社長就任。事業開始後には、現金一括払いの選択肢しかなかったミャンマーに、分割払いの選択しを提供、ミャンマーの消費文化に変化を起こした。また、従業員がお客さまにサービスを丁寧にご案内をしたことで、期日通りの支払を頂く文化を根付かせることが出来ました。その後、ヤンゴンに続き、第2の都市マンダレーに進出、両都市で顧客数NO.1となりました。2018年12月には日経新聞にもアジアのヒット商品として当社のミャンマーでの事業が取り上げられました。

  • 2019年6月

    ACSマレーシア代表取締役社長就任。2020年3月、マレーシアにおいてもコロナでロックダウンになり、単月の取扱高の90%が失われる事態となった。その際に、リアル店舗をベースにしたビジネスモデルから脱却しデジタル化が必要だと痛感。当時、中銀で議論されていたデジタルバンクライセンスの申請を決断。新たなビジネスモデルの策定に当たった。

  • 2021年5月

    AFS取締役就任(2023年より経営企画本部長)。18年の海外赴任生活を終え、日本に帰任。経営環境の変化が激しく、不確実性の高い時代となったため、自社の社会的存在価値を明確にしたパーパスを2022年に制定。2023年は、パーパスを軸とした2030年のありたい姿の制定及び中期経営計画の見直しを実施。2024年からは中期経営計画の実行のフェーズとしていきます。

  • 未来のビジョン

    マイパーパスとして掲げているのは、「挑戦し続ける、変わり続ける」ことです。これは、私の人生のモットーでもあります。一緒に「挑戦し続ける、変わり続ける」仲間を増やし、最終的にはOur purposeである「金融をもっと近くに。一人ひとりに向き合い、まいにちのくらしを安心とよろこびで彩る」を実現する会社にしていきます。

one day

05:00
起床、新聞やインターネットで情報収集
08:30
出社、スケジュール確認
10:00
経営会議、部内での情報共有
12:00
ランチ
13:00
新規事業案件について打合せ
15:00
海外事業案件について打合せ
16:30
部内での打合せ
19:00
お世話になったイオングループの方との食事(仕事の情報交換や、プライベートのお話もします)
21:00
帰宅
22:00
日課の読書(金融の新技術や新規国の歴史などに触れた本など仕事に関する本を読みます)、就寝
マレーシアにて、ACSマレーシアとイオン銀行マレーシア(デジタルバンク)の従業員の皆さんと出張時は現地の従業員と親睦を深めるなど、仕事以外の時間を有意義に使う事を大切にしています。